食育への取り組み

食のおはなし

食育~食が育む心と体~

食育とは、食を通じて豊かな人間性を育み、健康な体を作るための行動です。食べ物をバランスよく食べること、食品の選び方を学ぶこと、食文化・伝統に触れること、そして食事の場が楽しく安らぎの場であること。これらによって、「知」「徳」「体」の基礎が作られる、つまり食育は、『子育て・しつけ』の基本であると言われています。
私たち浜乙女は、みなさんとともに「食」を考え、「食」を大切にするとともに、これからも「おいしく食べること」の意味を伝えていきます。

第3回「何をどれだけ食べたらいいのかな?食事バランスガイドを見てみよう!!」

毎日を元気に過ごすには、ごはんを中心に、魚や肉、野菜、乳製品、果物などをバランスよく食べることが大事です。
では、「何を」「どれだけ」食べたらよいのでしょうか?
ここで参考になるのが食事バランスガイド。1日分の摂取量をイラストにしたものです。2005年6月に厚生労働省と農林水産省が発表しました。

食事バランスガイド

イラストにある数字は「SV(サービングの略)」で表され、これは「一食分として食べる量(一回当たりの標準的な量)」を大まかに示すものです。
例えば下の図のようになります。

食事バランスガイド

朝食を例に見てみると・・・
コマの絵に色を塗ると、右のようになります。

昼食、夕食も同じようにしてコマ全体に、
キレイに色が塗られると、
バランスの良い食事といえます。

食事の量の目安は、性別・年齢・活動量によって違います。体を動かしているかどうかも注目しながら、チェックしてみましょう。

身体活動量の見方
あなたの適量

あなたやお子さんの朝・昼・夕食を思い出して、食事バランスガイドに当てはめ、バランスのとれた食事ができているのか、一度チェックしてみましょう。


コマに当てはまる食品をよく選んで子供に食べてもらおう!好き嫌いもなく、バランス良く食べてもらうのが大切ね!

第2回「バランスよく栄養三色をとりいれよう!」

私たちは、元気に毎日を過ごせるように、必要な栄養素をいろいろな食品からとりいれています。でも、栄養素の種類・量を適切に含んでいる食品はありません。なので、好きなものだけを食べるのは、“栄養のバランス”が崩れてしまいます。ご飯だけ、お肉だけ、野菜だけと、偏った食事では健康な体は作れません。さまざまな食品を組み合わせて取り入れ、必要な栄養素を満たし、バランスの良い食事にすることが大切です。

では、一体バランスのよい食事とはどういうものでしょうか?
ここでは、栄養三色をご紹介します。

栄養三色

栄養三色とは、食品を栄養素の特徴によって「赤」「黄」「緑」で色分けし、この三色をバランスよく食べることで、健康な体を作る目安となる色のことです。

【赤の食べ物】 血や肉を作ります。 魚・肉・卵・豆・豆製品・牛乳・乳製品
【黄の食べ物】 エネルギー源になります。 穀物類・糖類・芋類・油脂類
【緑の食べ物】 からだの調子を整えます。 緑黄色野菜・その他の野菜・果実類・海藻類

例えば、下の食事内容を見てみましょう。

栄養三色

このように、「赤」「黄」「緑」がしっかり入っていますね。
ごはんは「黄」、焼き魚は「赤」、サラダは「緑」、味噌汁の味噌と豆腐は「赤」、わかめは「緑」です。

ラーメンやスパゲティなどの単品だけの食事は要注意です!それだけで終わってしまうことが多いので、野菜や海苔などをトッピングして、「黄」以外の色も取り入れましょう。
今日食べた食事の中で、「赤」「黄」「緑」はいくつあったかな?いつもの食事が「赤」「黄」「緑」のきれいな三色で彩られるよう心がけましょう。

食品によって体への役割が違うのね!赤・黄・緑をバランス良く取り入れた食事を作って食べてもらおう! なるほど!分かったわ!

第1回「朝食は元気の源 目覚めシャキーン!!」

1日は朝食からスタートします。朝食を食べると体温が上昇し、体を動かすために必要な栄養素が補給できます。つまり、朝食を食べることで、体が活動モードに切り替わり、シャキーンと目が覚めるというわけです。
そのため、朝食を抜くということは、体がお休みモードのまま1日をスタートさせるので、目覚めの悪いままだらだらと過ごしてしまう時間が続きます。とてももったいないことですね。
なるべく毎日同じ時間に朝食を食べ、リズムよく動き始めることが、充実した1日を送る第1歩となります。

早寝早起きで、朝ごはんをしっかり食べてもらうことが大切ね! そして、子どもには元気に遊んでほしいな! なるほど!分かったわ!